「生命保険はいくら入ればいいの?」
保険営業時代、この質問は本当に多く受けました。
結論から言うと
生命保険の必要額は
👉 感覚ではなく数字で計算できます。
この記事では
- 死亡した場合
- 働けなくなった場合
- 障害状態になった場合
- 入院・治療が長期化した場合
この4つのリスクから
生命保険の必要額の考え方を解説します。
①死亡した場合の必要保障額
死亡保障の基本式はシンプルです。
必要保障額
👉
生活費 × 必要年数
+ 教育費
+ 葬儀費用
- 遺族年金
- 貯蓄
※必要年数は家庭状況(子どもの年齢・配偶者の収入など)によって異なります。
「必要年数の目安」
- 子ども独立まで
- 配偶者年金受給まで
- 住宅ローン完済まで
■生活費はいくらかかるのか
総務省の家計調査によると
👉 二人以上世帯の平均消費支出
月:約30万円
出典(2024年調査)
https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/index.html
ただし死亡後は生活費が減るため
👉 70%程度で計算するのが実務では一般的
つまり
月21万円程度
■教育費
子どもの進学状況によって教育費は大きく異なります。
公立中心か私立中心かで総額が大きく変わるため、
必要保障額を考える際は個別に確認することが重要です。
■遺族年金
会社員の場合
遺族基礎年金
+
遺族厚生年金
が支給されます。
目安として
👉 月10〜15万円程度
出典
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/izokunenkin/20150401.html
②働けなくなった場合(就業不能リスク)
ここは保険営業現場では
最も重要視していた項目です。
死亡より発生確率が高いからです。
■収入はどうなるのか
会社員の場合
👉 傷病手当金が支給されます
支給額
給与の約2/3
支給期間
最長1年6ヶ月
出典
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/sb3040/r139/
■問題はその後
傷病手当金終了後
- 無収入になる
- 貯蓄が急激に減る
- 生活レベル維持が困難
というケースは非常に多いです。
■必要保障額の考え方
👉
生活費 − 傷病手当金 = 不足額
不足額 × 想定療養年数
これが就業不能保障の目安になります。
③障害状態になった場合
ここも非常に重要です。
障害状態では
👉 障害年金が支給されます
■障害等級によって支給額が異なる
障害年金は
障害基礎年金、障害厚生年金があり
病気やケガで生活や仕事が制限された場合に受給対象となります。
また障害等級によって支給される金額が異なります。
出典
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/seido/shougainenkin/jukyu-yoken/20150401-01.html
■障害年金の目安
例(会社員)
- 月6〜15万円程度
■考え方
👉
生活費
+ 治療費
+ 介護費
- 障害年金
- 貯蓄
= 必要保障額
④入院・長期治療リスク
厚労省調査では
平均入院日数
👉 約28日
出典
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/10-20.html
■医療費より怖いのは「その他費用」
実務では
- 差額ベッド代
- 交通費
- 食事代
- 家事外注費
ここが想像以上にかかります。
結論:生命保険は「数字で決める」
生命保険は
- 感覚
- 不安
- 営業トーク
で決めるものではありません。
👉
支出
- 公的保障
- 貯蓄
この計算だけです。
ここが理解できると
- 入りすぎも防げる
- 不足も防げる
本当に合理的な保障設計ができます。
元保険営業としての本音
生命保険は必要です。
でも
- 義理加入
- なんとなく更新
- 不安だから増額
これはおすすめしません。
👉 必要な分だけ入る
これが一番賢い選び方です。


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