「個人年金保険はいらない」
最近はNISAやiDeCoの普及によって、このような声を聞くことが増えました。
実際に、
- NISAの方が増える可能性がある
- iDeCoは節税効果が高い
- 個人年金は返戻率が低い
という意見もあります。
一方で、元保険営業としては個人年金保険にはメリットもあると感じています。
特に、
- 確定した受取金で運用できる
- 個人年金保険料控除が利用できる
という点は大きな特徴です。
今回は、
- NISAとの違い
- 個人年金保険のメリット
- 注意点
- どんな人に向いているか
を解説します。
個人年金保険はいらないと言われる理由
NISAの方が増える可能性がある
NISAは投資信託や株式で運用できるため、長期では高いリターンを期待できます。
近年は新NISAによって利用者も増えており、
「老後資金=NISA」
という流れも強くなっています。
iDeCoの節税メリットが強い
iDeCoは掛金全額が所得控除になるため、節税効果が非常に高い制度です。
老後資金準備として優先されるケースもあります。
個人年金保険は途中解約に弱いイメージがある
以前の個人年金保険は、
- 途中解約で元本割れ
- 引き出ししづらい
という商品も多くありました。
そのため、
「自由度が低い」
という印象を持つ人もいます。
元保険営業が個人年金保険をおすすめする理由
① 受取額が確定している
個人年金保険の大きな特徴は、
「将来受け取れる金額がある程度見えている」
ことです。
NISAは運用次第で増える可能性がありますが、相場によっては下落することもあります。
一方で個人年金保険は、
- 確定した受取額
- 計画的な積立
がしやすい特徴があります。
「確実に老後資金を作りたい」
という人には向いています。
② 個人年金保険料控除が利用できる
個人年金保険には、
「個人年金保険料控除」
があります。
一定条件を満たすことで、
- 所得税
- 住民税
の負担を軽減できます。
これはNISAには無い特徴です。
筆者自身も実際に個人年金保険を利用しています。
個人年金保険の注意点
個人年金保険だけに偏らないこと
個人年金保険はメリットもありますが、
「個人年金だけ」
に偏るのはおすすめしません。
特に注意したいのが、
税制優遇の上限です。
個人年金保険料控除には上限がある
個人年金保険料控除は、
年間保険料8万円程度までが効率的です。
それ以上支払っても、税制優遇が大きく増えるわけではありません。
筆者自身は商品の性質上、年間12万円で積立していますが、
基本的には、
- NISA
- iDeCo
などと併用するのが効率的だと考えています。
最近の個人年金保険は途中引き出ししやすい
最近の個人年金保険は、以前より柔軟になっています。
商品によっては、
- 数年間積立後
- 解約返戻金を受取可能
- 運用益もプラスで受取可能
というタイプもあります。
もちろん商品によって違いはありますが、
「昔ほど自由度が低くない」
という点は知っておきたいところです。
個人年金保険とNISAの違い
| 比較項目 | 個人年金保険 | NISA |
|---|---|---|
| 元本保証性 | 比較的高い | 変動あり |
| リターン | 安定型 | 高リターンも期待 |
| 税制優遇 | 個人年金保険料控除 | 運用益非課税 |
| 途中引出し | 商品による | 自由 |
| 保障機能 | あり | なし |
個人年金保険がおすすめな人
毎月積立したい人
「毎月コツコツ積み立てたい」
という人には向いています。
強制的に積立しやすい点も特徴です。
使う目的が決まっている人
個人年金保険は、
- 老後資金
- 結婚資金
- 旅行資金
- 車購入
- 住宅頭金
など、
目的を決めて積立する人と相性が良いです。
安全性を重視したい人
NISAのような価格変動が不安な人には向いています。
- 銀行預金より増やしたい
- でも大きなリスクは避けたい
という人には選択肢になります。
個人年金保険はいらないわけではない
個人年金保険は、
「NISAがあるから不要」
とは一概には言えません。
実際には、
- 確定した受取額
- 税制優遇
- 計画的な積立
というメリットがあります。
一方で、
- 大きなリターンを狙いたい
- 長期運用したい
場合はNISAやiDeCoとの併用も重要です。
「安全性」
「確実性」
「リターン」
どこを重視するかで選ぶのがおすすめです。

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