「個人年金保険ってどこがいい?」
「NISAと比べて入る意味はある?」
「結局どの商品を選べばいいの?」
個人年金保険は各社で特徴が大きく異なります。
- 元本保証重視
- 途中解約リスク
- 保険料控除
- 運用型
- 保障重視
など、考え方によって向いている商品が変わります。
この記事では、元保険営業の視点から、主要な個人年金・積立保険商品を比較しながら解説します。
個人年金保険比較一覧
| 会社 | 商品名 | 返戻率 | 控除 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 日本生命 | ちょこつみ | 105.2% | 一般生命保険料控除 | 途中解約でも元本割れしにくい |
| 日本生命 | 年金保険 | 109.7% | 個人年金保険料控除 | 保険料払込免除を付加可能 |
| 明治安田生命 | じぶんの積立 | 108.3% | 一般生命保険料控除 | いつ解約しても元本割れしない |
| 明治安田生命 | 長期運用年金 | 最低保証107.4% | 個人年金保険料控除 | 運用型・最低保証あり |
| ソニー生命 | SOVANI | 変動 | 個人年金保険料控除 | 変額型・自由度が高い |
| アフラック | つみタス | 130.6% | 一般生命保険料控除 | 将来の保障変更が可能 |
日本生命「ちょこつみ」
特徴
「ちょこつみ」は、短期間で積立しやすいライト向け商品です。
特徴は以下です。
- 保険料払込は3年間のみ
- 満期時返戻率105.2%
- 一般生命保険料控除対象
- 途中解約でも元本割れしにくい
通常の積立保険は途中解約で元本割れしやすいですが、「ちょこつみ」は比較的リスクが低めです。
向いている人
- 初めて積立保険に入る人
- 若い世代
- 短期間で積立したい人
- 元本割れを避けたい人
「まず少額から積立したい」という人には始めやすい商品です。
日本生命「年金保険」
特徴
日本生命の年金保険は、一般的な個人年金タイプの商品です。
試算では、
- 30歳男性
- 30年間払込
- 65歳受取開始
- 10年間受取
で返戻率109.7%となっています。
さらに、
- 個人年金保険料控除対象
- 保険料払込免除特約を付加可能
という特徴があります。
注意点
通常の個人年金保険のため、途中解約では元本割れリスクがあります。
長期間継続する前提で考える必要があります。
向いている人
- 老後資金を安定して準備したい人
- 保険料払込免除を重視したい人
- 確実に積立したい人
明治安田生命「じぶんの積立」
特徴
「じぶんの積立」は、積立保険の中でも人気の高い商品です。
特徴は以下です。
- 返戻率108.3%
- 一般生命保険料控除対象
- 5年間払込
- 契約から10年後に満期
- いつ解約しても元本割れしない
途中解約リスクが小さい点が強みです。
向いている人
- 元本割れを避けたい人
- 短期間で積立したい人
- 貯金感覚で始めたい人
比較的シンプルで初心者向けの商品です。
明治安田生命「長期運用年金」
特徴
長期運用年金は、運用成果によって受取額が変動するタイプです。
特徴は以下です。
- 最低保証返戻率107.4%
- 個人年金保険料控除対象
- 運用成果で受取増加可能
- 最低保証あり
- 死亡時は累計保険料保証
また、予定利率は国債流通利回りなどに応じて変動します。
注意点
途中解約では元本割れリスクがあります。
また、運用成果によって受取額が変動するため、固定型とは異なる特徴があります。
向いている人
- 最低保証も欲しい人
- 運用で増やす要素も欲しい人
- 老後資金を長期運用したい人
ソニー生命「SOVANI」
特徴
SOVANIは変額個人年金保険です。
最大の特徴は、自由度の高さです。
- 個人年金保険料控除対象
- 16種類の投資信託から選択可能
- 8種類まで組み合わせ可能
- 保険料増額・減額可能
- 払込停止・再開可能
- 一部引出可能
ライフステージに応じて柔軟に変更できます。
注意点
変額保険のため、
- 元本保証なし
- 解約返戻金変動
- 死亡保険金変動
となります。
運用状況によっては、累計保険料を下回る可能性があります。
向いている人
- 投資に抵抗がない人
- 柔軟性を重視したい人
- ライフプラン変化に対応したい人
アフラック「つみタス」
特徴
「つみタス」は、積立と保障を組み合わせた商品です。
試算では、
- 30歳男性
- 60歳払込満了
- 60歳解約
で返戻率130.6%となっています。
特徴は、将来の保障変更ができる点です。
選べる保障
払込満了後に以下へ変更可能です。
- 介護・死亡同額保障コース
- 介護重点保障コース
- 死亡保障コース
- 医療保障コース
- 確定年金コース
- 終身年金コース
しかも、保障変更時の健康診査は不要です。
向いている人
- 将来の保障変更を考えたい人
- 老後保障も重視したい人
- 保険機能を活用したい人
元保険営業として感じる比較ポイント
個人的には、商品ごとに役割がかなり違うと感じます。
短期間積立・元本割れ回避なら
- 明治安田生命「じぶんの積立」
- 日本生命「ちょこつみ」
が比較的始めやすいです。
将来の年金を安定確保したいなら
日本生命の年金保険のように、
- 個人年金保険料控除
- 保険料払込免除
を重視する考え方もあります。
柔軟性・運用重視なら
ソニー生命「SOVANI」は自由度がかなり高いです。
ただし、変額保険はNISAとの比較が重要です。
特に、
- 手数料
- 運用コスト
- 保険機能の必要性
は必ず比較したほうが良いと思います。
「運用目的だけ」で考えるなら、NISAのほうがシンプルなケースもあります。
将来の保障選択肢を増やしたいなら
アフラック「つみタス」は、
- 介護
- 医療
- 年金
など将来の保障変更ができる点が特徴です。
個人年金保険とNISAは比較が重要
最近は、個人年金保険とNISAを比較する人が増えています。
それぞれ特徴が違います。
| 項目 | 個人年金保険 | NISA |
|---|---|---|
| 安定性 | 高め | 値動きあり |
| 元本保証 | 商品による | なし |
| インフレ対応 | やや弱い | 比較的強い |
| 増やす力 | 控えめ | 高め期待 |
| 強制積立 | しやすい | 自己管理 |
元保険営業としての考え
個人的には、
- 確実に積立したい
- 保障も欲しい
なら保険商品。
一方で、
- リスクを取って増やしたい
- 運用重視
ならNISAを検討する考え方が良いと思います。
また、NISAと同じような運用目的なら、「保険である必要があるか」は考えたほうが良いです。
逆に、
- 半強制的に積立したい
- プラスアルファの保障が欲しい
なら、個人年金保険にも十分メリットがあります。
まとめ
個人年金保険は、各社で特徴がかなり異なります。
- 元本割れしにくい商品
- 運用型商品
- 保障重視商品
- 柔軟性重視商品
など方向性はさまざまです。
そのため、
- 自分のライフプラン
- 投資への考え方
- 保険に求める役割
を整理して選ぶことが大切です。
また、現在はNISAとの比較も重要です。
「増やすこと」を重視するならNISA、
「安定性や保障」を重視するなら保険、
というように、自分に合ったバランスで考えることをおすすめします。

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