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保険営業が自分では入らない保険|特約をおすすめしない理由

「保険営業の人って、自分ではどんな保険に入っているの?」

保険相談をすると、このような疑問を持つ人も多いと思います。

私自身、生命保険会社で営業・管理職を経験してきましたが、その中で「自分なら優先度は高くない」と感じていた保障があります。

それが“特約”です。

もちろん、すべての特約が不要というわけではありません。
しかし、実際の販売現場や給付事例を見ていく中で、加入優先度は低いと感じるケースが多くありました。

今回は、元保険営業の視点から「なぜ特約をおすすめしないのか」を解説します。

目次

保険営業が自分では入らないと感じたのは「特約」

生命保険には、主契約に追加できる「特約」があります。

例えば、

  • 先進医療特約
  • 三大疾病特約
  • 入院一時金特約
  • 通院特約
  • 女性疾病特約

など、さまざまな保障があります。

営業現場では「月数百円で追加できます」と案内されることも多く、加入している人も非常に多いです。

ただ、私自身は特約をたくさん付ける考え方ではありませんでした。

理由はシンプルで、

「保険料に対して、実際に使う可能性が低いと感じたから」

です。

先進医療特約はいらないと感じた理由

特に加入優先度が低いと感じていたのが「先進医療特約」です。

先進医療特約は、健康保険適用外の高度医療に備えるための保障です。

月額100〜300円程度で加入できる商品が多く、保険会社でもよくおすすめされます。

以前は“白内障手術”で利用されるケースが多かった

以前は、白内障の「多焦点眼内レンズ」を使った手術が先進医療の対象になっていました。

そのため、

  • 年齢層が高い契約者
  • 実際に利用するケース
  • 給付請求件数

も比較的多かった印象があります。

しかし、その後制度変更により、多焦点眼内レンズは先進医療の対象外となりました。

この変更以降、先進医療特約を利用するケースはかなり減った印象があります。

現在は重粒子線・陽子線治療が中心

現在、先進医療特約でよく説明されるのは、

  • 重粒子線治療
  • 陽子線治療

などの、がん治療です。

確かに高額な治療ではありますが、実際に利用する人はかなり限定的です。

管理職として給付事例を見る中でも、以前ほど頻繁に使われている印象はありませんでした。

もちろん、万が一に備える意味はあります。

ただ、

「利用頻度」と「支払う保険料」のバランス

を考えると、優先順位は高くないと感じていました。

特約は“安心感”で加入する人が多い

特約は、月数百円で追加できるケースが多いため、加入時のハードルが低いです。

そのため、

  • 「付けておけば安心」
  • 「使えたら得」
  • 「せっかくだから付けておこう」

という感覚で加入する人も多いです。

実際、営業現場でも「手厚い保障」に見えるため、お客様の満足感につながりやすい特徴があります。

特約が増えるほど保障管理は難しくなる

ただ、特約が増えると、

  • 何の保障があるのか分からない
  • 同じような保障が重複する
  • 不要な保険料を払い続ける

というケースも出てきます。

特に長年加入している保険は、

  • 更新
  • 転換
  • 新商品の追加

などで保障内容が複雑になりやすいです。

その結果、

「何となく入り続けている保険」

になってしまう人も少なくありません。

なぜ保険会社は特約をおすすめするのか

保険会社が特約をおすすめする理由はいくつかあります。

① 手厚い提案になりやすい

保障を増やすことで、

  • 「しっかり備えられている」
  • 「安心できる」

という提案がしやすくなります。

営業担当者としても、お客様に安心感を持ってもらいやすいです。

② 特約は“新商品”として販売しやすい

保険業界では、新しい特約が定期的に登場します。

すると営業側は、

  • 「新商品が出ました」
  • 「新しい保障があります」

という形でお客様へ案内しやすくなります。

実際、新商品の登場は営業活動のきっかけとして使われることも多いです。

③ 営業現場では特約の販売目標があることも

保険会社では、

  • 特約販売件数
  • 付加率
  • 商品実績

などの目標が設定されるケースもあります。

そのため、営業担当者も基本的には特約込みで提案することが多いです。

もちろん、お客様のためを思って提案している担当者がほとんどです。

ただ、営業現場の仕組みとして、特約をおすすめしやすい環境になっているのも事実だと感じます。

ただし、特約が必要な人もいる

ここまで特約について否定的な内容を書きましたが、もちろん必要な人もいます。

例えば、

  • 貯蓄が少ない人
  • 医療費への不安が強い人
  • がん治療への備えを重視したい人

には、安心材料になる場合もあります。

保険に「正解」はありません。

大切なのは、

「何となく入る」のではなく、自分に必要かを考えること

だと思います。

まとめ|保険は“安心感”だけで選ばないことが大切

保険営業を経験して感じたのは、

特約は「もらえたら得」という考えで増えやすい

ということです。

しかし、その結果として、

  • 保険料が高くなる
  • 内容が複雑になる
  • 長年不要な保障を払い続ける

ケースも少なくありません。

もちろん、必要な保障は人それぞれです。

ただ、

「その保障に、本当に毎月お金を払う価値があるのか?」

という視点で考えることは大切だと思います。

保険は“安心感”だけで選ぶのではなく、自分の生活や家計とのバランスを見ながら考えていきましょう。

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